調布市立学校の食物アレルギー対応

2017年7月27日 更新

教育委員会では、国の「学校のアレルギー疾患に対する取組ガイドライン」を補足するマニュアルを作成し、市立学校における年間を通した対応の流れや、調理から配食・配膳・喫食に至るまでの除去食等の提供に関する具体的な手順等を示しています。市立学校では、食物アレルギーのある児童に対して、全校統一の方針や医師の診断等を基に、学校の状況に応じた対応を行っています。

年間の対応の流れ

アレルギー対応に係る必要書類の提出

学校生活では、授業、給食、校外学習などで食物の摂取や接触の機会があります。学校での配慮が必要な場合は、必ず以下の書類を学校へ提出していただき、保護者の方との面談を実施し、対応を開始しています。

  1. 学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)
  2. 食物アレルギー個別取組プラン(事前調査票兼面談調書)
  3. 緊急時個別対応カード

詳しくは(注)様式等についてを御参照ください。

また、新1年生への対応についても、小学校は就学時健診時から、中学校は入学説明会から、啓発・相談等の対応を開始し、入学までに児童・生徒の状況を把握するとともに、給食開始までに保護者の方との面談を実施し、対応しています。

学校における対応委員会の設置・運営

対応方法の検討を行うため、全校に「食物アレルギー対応委員会」を設置しています。対応委員会では、提出書類や面談結果に基づき、対象となる児童・生徒ごとの対応を検討・決定します。また、教職員の危機意識の共有、発症に備えた緊急対応体制に関する検討も行います。

給食での対応 献立作成

以下の基本的な考え方等を参考に献立を作成しています。

基本的な考え方

除去を意識した献立
鶏卵、乳、小麦(安価で重要な栄養源として学校給食において必要な食物)の除去を必要とする児童がいる場合には、原因食物を取り除きやすい調理方法を検討

新規に症状を誘発するリスクの高い食物の少ない献立

種実類、キウイフルーツ等の新規に症状を誘発するリスクが高い食物の提供に配慮

調理作業を意識した献立

原因食物の微量混入を避けるための作業動線や作業工程の工夫を献立の時点で考慮

全校統一で使用しない食材

「そば」「ピーナッツ」については、アナフィラキシーなどの重篤な症状を引き起こす可能性の高い食材であるため、全校で使用しません。

その他の配慮

対象児童の除去品目や対象人数等により、原因食物の使用頻度を配慮することで、除去食のある日数を減らす工夫や、献立名で主な原因食物がわかるような配慮など、児童・生徒の目線にたった工夫も行っています。

小学校給食の対応

完全除去の実施

「完全除去」とは、食物の分量による対応や加熱・非加熱を区別した対応は行わず、原因食物を完全に排除する対応方法です。現在、小学校では、原因食物を全て除いた給食(除去食)を提供する完全除去を基本とする対応を導入しています。ただし、鶏卵・調味料の取扱い、加工品製造過程のコンタミネーション(微量混入)対応は、例外として、症状等に合わせて個別対応を行っています。

アレルギー対応の単純化

除去食調理の単純化

安全に除去食を提供するため、原因食物の異なる児童が複数いる場合は、1つの料理について、該当する原因食物をすべて除去した1つの除去食を提供します。

学校で除去食対応が困難な場合の対応

給食室での対応が困難な場合は、対応委員会等で対応を検討・決定のうえ、家庭から弁当や代替食の持参をお願いしています。

おかわりの取扱い

除去食等がある日は、おかわりができません。ただし、安全策が定着するまでの期間、除去食等の有無にかかわらずおかわりができません。

  1. 献立の確認、情報共有
    毎月、除去対応の内容、持参食の依頼の有無、喫食しない料理について記載したアレルギー対応献立表を作成し、学校と保護者で確認・情報共有を行っています。

  2. 色分けトレイ・食器の使用、配膳時の確認対応
    食物アレルギーのある児童は、毎日他の児童と色の違うトレイを使用し、除去食等がある場合は、その料理のみ他の児童と色の違う食器に盛り付けています。

    また、給食室での調理・盛付時の確認や教室での配膳時の確認など、複数の目でチェックを行い、取り違えなどの防止に努めています。

食物アレルギーのない児童

対象の範囲・条件

なし

食器の色分け対応

緑色のトレイ・緑色の縁ライン入り食器

緑色のトレイの写真

毎日の対応

  • 配膳時の確認 不要
  • 配膳順 自由
  • おかわり 可

食物アレルギーのある児童(1)

対象の範囲・条件

原因食物が市統一で給食に使用しない以下の食物のみと判断された場合

  • 「そば」「ピーナッツ」のみ(微量混入可)
  • 「非加熱の魚介類」のみ
  • 「生卵(マヨネーズ等加工品摂取可の児童に限る)」のみ

食器の色分け対応

青色のトレイ・緑色の縁ライン入り食器

青色のトレイの写真

毎日の対応

  • 配膳時の確認 不要(食物アレルギーのない児童と同様)
  • 配膳順 自由(食物アレルギーのない児童と同様)
  • おかわり 可(食物アレルギーのない児童と同様) 

食物アレルギーのある児童(2)

対象の範囲・条件

  • 原因食物が「そば」「ピーナッツ」「非加熱の魚介類」「生卵(マヨネーズ等加工品摂取可の児童に限る)」以外と診断された場合
  • 原因食物は「そば」「ピーナッツ」のみだが、微量混入が不可と診断された場合

食器の色分け対応

ピンク色のトレイ・オレンジ色の縁ライン入り食器

ピンク色のトレイの写真

毎日の対応

  • 配膳時の確認 調理・提供・配膳時に教職員が確認
  • 配膳順 教室で配膳する場合は、一番最初に配膳
  • おかわり 不可

中学校の対応

現在、中学校では、調味料も含めたすべての食材が明記された「調理室手配表」をお渡しし、ご家庭で確認していただき、給食の際に生徒が各自で除去を行う「自己除去」対応としています。

情報の管理、緊急対応、研修体制

情報の管理、緊急対応

  1. 統一書式の使用と情報の管理
    食物アレルギー対応が必要な場合の提出書類や献立等の確認のために必要な書類は、全校共通の統一書式を使用しています。

    また、児童生徒の食物アレルギー情報を、全教職員が正しく理解し共有するため、全員分の情報を総括ファイルにまとめ、校長室、職員室、保健室、事務室で保管しています。

  2. 緊急対応とアナフィラキシー対応ホットライン
    緊急時、児童生徒の食物アレルギー情報を活用し適切な対応を行えるよう、取組プラン、緊急時個別対応カード、学校生活管理指導表を個人別に「緊急対応ファイル」にまとめ、学級の所定の場所で保管しています。

    また、学校でアレルギー症状の判断に迷った場合には、東京慈恵会医科大学附属第三病院の協力によるアナフィラキシー対応ホットラインに相談し、迅速に対応できるよう努めています。

詳しくは次のリンクをご参照ください。

アナフィラキシー対応ホットラインに関する覚書を締結

研修体制

食物アレルギーに関する知識や緊急時の対応を習得するため、教職員向けの集合研修や校内研修を実施するほか、発症時を想定した校内訓練を積極的に実施しています。

平成26年4月教職員研修の講義の様子の写真平成26年4月教職員研修のエピペン投与シミュレーション研修の様子の写真

(注)調布市立学校食物アレルギー対応マニュアル等の関連情報をご覧になりたい場合には、関連リンクより御参照ください。

(注)取組内容の詳細資料をご覧になりたい場合には、ダウンロードファイルを御参照ください。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育部 学務課
電話番号:042-481-7473~6
ファクス番号:042-481-7739

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