市長コラム「手をつなぐ樹」第43号 秋・雑感

2004年10月5日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

秋・雑感

 金木犀(きんもくせい)の香りが立ち込めると、秋の訪れが本格的に感じられて急にもの悲しさに包まれる。ほんの1か月前までの猛暑がまるで嘘のようだ。
 私は、子どもの頃から四季の中では夏が一番好きだった。小学校までは野球に、中学ではテニスに連日打ち込んで一夏を過ごした。炎天下で一日中、あれだけ激しい運動をして、よく倒れなかったものだと思う。当然ながら、今はもう身体も硬くなり、スタミナも若い頃の十分の一程度の不甲斐(ふがい)なさ。先日、運動中に軽い肉離れをおこした時には、「歳をわきまえろ」との大合唱が家の内外で沸き起こった。無念やるかたなし。
 ただ、おもしろいことに運動能力の低下と反比例するかのように、齢(よわい)四十を数える頃から、だんだんと秋が好きになってきた。
 思わず深呼吸したくなるような澄み切った秋空のもとで、見知らぬまちを足の向くまま散策することが好きだ。特に下町の風情に触れる時など、何かの拍子にふっと幼少期の世界に迷い込んだような不思議な感覚にとらわれる事がある。気がつけばいつのまにか日が暮れて、路地から人通りが絶え、急に心細くなったあの日。郷愁にひたる一瞬に心の安らぎを感じる。

調布市長 長友貴樹

 

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