市長コラム「手をつなぐ樹」第65号 ニューハンプシャーから

2005年10月5日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

ニューハンプシャーから

 米国北東部ニューハンプシャー州から電子メールが届いた。「元気にやっています。家は学校から徒歩3分程度の近い場所に決めました。冬の寒さと雪を考えると年寄りにはちょうどいいのではないかと思っています」。
 友人のY君は、この7月まで中央官庁のエリート官僚だった。四半世紀にわたる付き合いだが、いかにも九州男児らしいおおらかな好人物である。年寄りというのはジョークでまだ50歳になったばかりの働きざかりだ。
 「今年の1年生は150人程度で、全米のロースクールの中でも最も生徒数が少ない学校の一つではないでしょうか」。渡米の目的は米国で弁護士資格を取ること。最低でも3、4年かかるらしい。長い時間をかけて、高い学費を含めた数年間の生活費(夫婦二人分)を貯金したという。
 出発前に、なぜ安定した生活を捨ててその歳でチャレンジするのかと訊(たず)ねた。「僕は本当にアメリカで頑張っている日本企業の役に立ちたいんですよね」。何の気負いもなく淡々と答える彼に、「それにしても今さら」と言いかけて言葉を飲み込んだ。他人のことが言えた義理ではない。
 それにしても大した決断、気高い志である。こんな立派な男がいるのだからもっと自分も頑張らねばとつくづく思った。

調布市長 長友貴樹

 

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