市長コラム「手をつなぐ樹」第68号 夕焼けが眩(まぶ)しかった頃

2005年11月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

夕焼けが眩(まぶ)しかった頃

 子どもと出掛けて、久し振りに映画を観た。
 テーマは昭和30年代の日本。駄菓子屋、三輪自動車、力道山、フラフープ、家庭電化製品の登場等々、その時代を彩ったさまざまな情景が次々に現れて大変懐かしかった。
 特に、「三種の神器」と呼ばれた白黒テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機をわが家で初めて目にした時の新鮮な驚きを思い出してストーリーに共感した。
 当時の日本は、一介の発展途上国にすぎなかった。しかし、経済発展に賭(か)ける意気込みは国中にみなぎっており、普及し始めた家電製品が確かな成長の一つのシンボルだったといえよう。
 考えてみれば、現代の子どもたち(あるいは大人も)は素朴な感動を覚える機会が少ない分、不幸なのかもしれない。昔と比べて、生活はこんなにも便利になったけれど。
 俳優の小沢昭一さんがこんなことを言っておられた。「子どもの頃、毎日夕方まで泥んこになって遊んで、家に帰ろうとすると空一面が真っ赤な夕焼け。来る日も来る日も眩しいほどの夕焼け。あの夕焼け、どこへいっちゃったんでしょうね」。
 真っ赤な夕焼けは無くなったのか、それとも人々の目に映(うつ)らなくなったのか。

調布市長 長友貴樹

 

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