市長コラム「手をつなぐ樹」第103号 尊い遺志を受け継いで

2007年10月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

尊い遺志を受け継いで

 映像ジャーナリストの長井健司さんが、ミャンマーで反政府デモを取材中に銃撃され死亡した。死後も指がカメラを握る形で硬直していたという。常々、「誰も行かないところに誰かが行かなければ」と語っておられたそうだが、ジャーナリストとしての崇高な使命感を見る思いだ。心からご冥福をお祈りしたい。
 私も以前、仕事でさまざまな貧しい国や独裁国家を訪れたことがある。長井さんほどの気高い志を持っていたわけではないが、正直に言って時として絶望的になった。権力者は国際的な援助金でひたすら私腹を肥やす。そして、むしろ国が急速に豊かになっては困る。支援が減少してしまうから。世界にはそのような国がなんと多いことか。
 先月、世界各国の汚職を監視するNGO(註)が2007年版の汚職指数を発表したが、なんと180の国・地域でミャンマーが最下位であった。長井さんが伝えようとされた民衆の怒りも、おそらく独裁体制下のすさまじい腐敗に起因するものだろう。
 ただ、民主化がそのまま国の経済発展にストレートに結びつくかとなると一概にそうは言えない。そこが難しいところだ。外交もきれいごとだけではすまない。しかし、最終的には民意を尊重する方向を望みたいものだ。多少発展が遅れたとしても。

調布市長 長友貴樹

(註)1993年に設立された汚職・腐敗防止活動を行うトランスペアレンシー・インターナショナル。本部はドイツ・ベルリン。今年の順位で「清潔度」ナンバー1はフィンランド、ニュージーランド、デンマーク。日本は17位となっている。

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