市長コラム「手をつなぐ樹」第117号 中学生に学ぶ

2008年7月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

中学生に学ぶ

 イタリア、フィレンツェの大聖堂の壁に日本人が落書きしたことが大きなニュースになった。その行為の是非は論じるまでもないが、さまざまなマスコミ報道を通じて私自身もいろいろ考えるところがあった。
 まず、当然ながら落書きした当事者の倫理観についてである。外国旅行時の高揚した気分の中とはいえ、「軽いノリ」でさしたる罪悪感もなく行動に及んだとしたら、そしてその無分別な行動が氷山の一角だとすれば、日本人全体として道徳心の欠如をいま一度真剣に省みる必要があろう。また、ことは無邪気な落書きにとどまらない。食品偽装の摘発はあとを絶たず、「見つかったのは運が悪かっただけ」と居直る手合まで現れる始末。一億総無責任体制かと嘆きたくもなる。
 しかし、わが国の今後についてまだ絶望するには及ばないと勇気づけられた。今月開催された「社会を明るくする運動」(註)の一環としての調布市内公私立中学生による意見発表会。各発表者が異口同音に社会におけるコミュニケーションやそれにより得られる地域の連帯の必要性を指摘し、自ら行動に移していくとの意気込みを語った。例年同様スピーチの日本語は美しく論旨もきわめて明快で、ひととき心洗われる思いがした。

調布市長 長友 貴樹

(註)犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場で犯罪のない明るい社会を築こうとする法務省主唱の全国的な運動。市では、駅頭一斉広報活動、中学生サッカー教室などを実施している。

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