市長コラム「手をつなぐ樹」第126号 消えゆく胡同(フートン)

2008年12月5日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

消えゆく胡同(フートン)

 東京都区市町村長の代表団の一員として中国を訪れた。主たる目的は、東京都と姉妹都市関係にある北京市との友好関係促進であり、北京市政府を表敬訪問するとともに、学校や市民活動支援施設などを視察させていただいた。
 私にとっては3回目の中国訪問であったが、以前仕事で訪れたのは10年以上前であり、その間の中国の変貌ぶりは予想通りすさまじいものであった。近代的な空港は威容を誇り、自転車が姿を消した北京市内の大通りでは交通渋滞が常態化していた。そして、その通りの両側には東京をしのぐ勢いで高層ビルが立ち並んでいる。北京オリンピックを終え、上海万博に向かう中国の熱気に満ちた活力をまざまざと感じることができた。ちょうど昭和30年代から40年代の日本のような。
 世界的経済危機の影響は中国にも及びつつあるとのことで、今年から来年にかけての経済停滞を予測する見方もあるようだが、躍動的な活力が一気に衰えることはなさそうだ。うらやましいことに。
 ただ、その経済発展の影で、北京市内でも胡同(註)がどんどん取り壊され、古くからのまちの風情が急速に失われようとしている。致し方ないとはいえ、一抹の寂しさを禁じえない。

調布市長 長友 貴樹

(註)フートン。北京市の旧城内を中心に点在する細い路地のこと。古くからの北京の街並みを残しているために近年、人気の観光スポットとなっている。

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