市長コラム「手をつなぐ樹」第183号 妥協なき前進

2011年10月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

妥協なき前進

 米国アップル社の前CEO、スティーブ・ジョブズ氏が死去した。
 その生前の業績をルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチになぞらえた人もいるが、確かにIT革命の名のもとの高度情報伝達社会の発展に果たした役割は計り知れなく大きい。
 ただ、家庭環境を含めて、彼の半生は、決して恵まれたものではなかったと言えるかもしれない。経済的な理由もあり、大学も1年足らずで退学している。20歳で起業したのち瞬(またた)く間に、卓越した技術力により彼は時代の寵(ちょう)児となりアップル社は一躍世界的企業となったが、当人は経営上の社内対立により30歳で会社を一度追われてもいる。
 スタンフォード大学における卒業生への祝賀スピーチで語りかけた名言「ハングリーであれ、愚かであれ」は、自らの波乱に満ちた人生軌跡から滲(にじ)み出た熱い思いと言えよう。
 わが国でも、昭和30年代末に「太った豚よりも痩(や)せたソクラテスになれ」と大学の卒業式で訓示した学長がいた(註)。
 社会生活のスタートラインに立つ若者たちに、生涯持ち続けてほしい心構えとして、彼らの言葉には共通の意味合いが感じとれる。現状に安易に妥協せず常に前進を心がける。そうありたいものだとつくづく思う。

調布市長 長友貴樹

(註)昭和39年3月の東大卒業式における大河内一男総長の言。ただし、その言葉は予定稿にはあったものの、実際には読まれなかったとされる。

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