認可保育園募集年齢定員枠の廃止
2012年3月27日 登録
内容要旨
認可保育園への入所申し込みに関し、待機児童も多く、入園申込み者も多いようで、入所するのが厳しいとの状況。どの都市部でも同様と思いますので納得はしております。
さて、調布市では各園、年齢別に募集定員枠を示されておりますが、その年齢定員枠を取り払うことはできないでしょうか。
年齢枠を廃止した結果、学年の人数に偏りが生じ、保育士の人数不足や、一人当たりに定められている保育室の広さが不足することになるかもしれません。
しかし、それは様々な方法でクリアできる課題かと思います。
保育に欠ける基準の高い家庭から選考していただいていますが、年齢定員枠があると、同じ基準の家庭でも、0歳児では入所できるのに、3歳児では入所できないという状態になってしまいます。「年齢枠を廃止」か「全定員の何割かは、年齢枠に関係なく、保育に欠ける基準の高い家庭から選考する枠とする」というのはできないでしょうか。
市の回答
調布市では、これまで待機児童解消に向け、認可保育園の新設及び認証保育所の誘致や家庭福祉員(保育ママ)を誘致し、平成14年から23年までの10年間に、約1,200人の定員拡大を行ってまいりました。
しかしながら、長引く景気の低迷や女性の就労志向の高まり、大型集合住宅の建設による子育て世帯の転入等により、保育園を必要とされている方が増加している現状です。
ご質問いただきました、各クラスの定員枠を廃止することについてですが、保育園は、児童福祉法によって、児童の年齢ごとに必要となる職員配置や面積等が設備運営基準として定められており、その基準を超えて児童を受け入れ、保育することはできません。
こうしたことから、調布市の保育園では、児童のすこやかな育成のため、運営面や保育内容を考慮し、基準に沿って、各クラスの年齢定員枠を設定していくこととしています。
また、調布市では、各認可保育園の年齢定員枠を超えて、基準の範囲内で児童の受け入れ枠を拡大(定員の弾力化を導入)し、待機児童解消のため、可能な限り児童を受け入れております。今後とも、保育所待機児童対策を市の重点施策の一つと捉え、保育施設の新規開設を行うなど
、定員枠の拡大に鋭意努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申しあげます。
担当部署
子ども生活部保育課 電話042-481-7134(直通)
回答作成日
平成24年3月
(注)内容はすべて回答作成日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。
このページに関するお問い合わせ
- 市民部 市民相談課
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電話番号:042-481-7032
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