市長コラム「手をつなぐ樹」第210号 過酷な環境の中で

2013年2月5日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

過酷環境の中で

 もう30年以上前のことになる。アルジェリアの首都アルジェで開催された国際見本市に日本館の現地担当者として派遣されたのは、結婚して半年足らずの1982年夏だった。
 北アフリカの灼熱(しゃくねつ)の太陽の下、1カ月に及ぶ出張は予想通り過酷を極めた。今は多少改善されたのだろうが、当時の生活インフラは本当にお粗末で、首都においても、たとえば停電などは日常茶飯事。また、不衛生な生水はもちろん飲料水には適さず、常に水道の水を一度沸騰させてから使うのだが、長期にわたり断水した時には困り果てた。最後の手段として、バスタブに溜めておいた水を水面のほこりを息で吹き飛ばした瞬間にさっとすくって煮炊きに使用したが、あまり思い出したくない。
 政府機関に勤務した26年間に、最貧国を含めてさまざまな国に仕事で赴いた。そして、グアテマラで、モンゴルで、アゼルバイジャンで、本当に世界中で、日本の国益を守るため、もしくは途上国の発展を手助けするために、多くの日本人が商社マン、エンジニアや海外協力隊員として、極めて劣悪な生活環境の中で必死になって活動している姿を目の当たりにしてきた。
 そのような経験からも、今回、大惨事の報に接し言葉もない。心からお悔やみを申し上げます。

調布市長 長友貴樹

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