市長コラム「手をつなぐ樹」第246号 とこしえの平和を

2014年11月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

とこしえの平和を

 11月10日、うららかな日差しの下、平和祈念祭を挙行した。先の大戦のご遺族の方々が徐々に高齢化しておられることが気がかりではあるが、今年も多数の市民にご参加いただき、恒久平和の誓いを新たにした。
 平和の尊さと言えば、その前日は、あのベルリンの壁崩落からちょうど25年、四半世紀が経過した記念日だった。ソ連のペレストロイカ(註1)にも呼応して、89年夏頃からあたかも燎原(りょうげん)の火のごとく一気に波及した民主化のうねりは、またたく間にすべての東欧諸国を巻き込み、11月9日にはついに東西冷戦の象徴であったベルリンの壁が破壊されるに至ったのである。
 壁が築かれた61年当時、私はまだ小学校低学年だったので、その事実を理解すべくもなかった。しかし、68年の「プラハの春(註2)の崩壊」は高校時代で鮮明に覚えている。夏の高校野球の実況中継中に、臨時ニュースでチェコスロバキアに侵攻したソ連の暴挙が伝えられたのだ。
 プラハの春を主導し、その後失脚したドプチェク氏(註3)が、89年の民主革命の勝利時に、首都の大広場に面したバルコニーに姿を現した瞬間、聴衆から湧き起こった大歓声を私は生涯忘れることができない。
 人権を尊重し平和な世界を築くことは決して簡単ではないが、何としても守り伝えていかなければならない。

調布市長 長友貴樹

(註1)80年代後半にゴルバチョフが推進した改革。ロシア語で「再建」を意味する。
(註2)68年春にチェコスロバキアで起こった民主化運動。
(註3)68年に共産党第1書記。ソ連軍の介入で失脚し、89年に復活後、連邦議会議長。

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