市長コラム「手をつなぐ樹」第253号 どんなに困難でも

2015年3月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

どんなに困難でも

 どうしてこんなむごいことが起きてしまうのだろうか。川崎市の中学生が犠牲になった殺人事件の全容は徐々に明らかになるのだろうが、その要因は到底理解できるものではないだろう。また、今回の事件現場が多摩川河川敷だったことに、他人事ではない恐怖を感じてしまう。
 多くの同級生は、被害者を明るく活発で友達思いと評したそうだ。どこにでもいる、人懐っこくあどけない少年だったのだろう。前年はまだ、小学生だったのだから。
 残虐な犯行に加わった加害者の心はすでに病んでいたと言えるのかもしれない。だが、それにしても、なぜ人としての最低限の感情まで捨て去ってしまうことができるのだろうか。乾ききった心でためらいもなく衝動的な行動に走ってしまうとすれば、その病巣はあまりにも深いと言わざるを得ない。
 被害者は他の友人に、死をも含めた危害が自らに及ぶ可能性についての恐怖を漏らし、グループを抜けたいと訴えていたという。不安におののく過酷な日常生活を脱して、一刻も早く無邪気な会話に溢れた温かい世界に戻りたかったに違いない。
 事件の背景となった環境を一気に変えることは困難かもしれない。しかし、この一件を単に「可哀そう」で済ませるわけには絶対にいかない。

調布市長 長友貴樹

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