市長コラム「手をつなぐ樹」第258号 日本に生まれて

2015年7月5日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

日本に生まれて

 市長になる前に、仕事で欧州に3回住んだ。フランスが2回、ベルギーが1回。通算すると、ちょうど9年になる。
 そのころの経験を思い起こしつつ、今回のギリシャ経済危機に関する報道に接しながら、改めて国のあり方について、さまざまなことを考えている。
 フランスの政治力は、やはり大したものだ。彼らの国際秩序に関する意見には、時にアメリカも一目置かざるを得ない。しかし、その発言力の裏付けとなる強い経済力の維持は、フランスにとって70年代以降、決して容易ではない。また、国民の自己主張は極めて強く、国論をまとめていくのは至難の業だ。
 対照的に、ベルギーには世界の覇権をリードするような使命感は存在しない。平和な欧州の中で穏やかに国が存在することのみを念願しているように見える。そもそも、同国の歴史はまだ200年足らずだから、国民の一体感もわが国などに比べれば希薄と言える。それと、世界的に最高水準の生活レベルを享受できていれば、それで良しとする意識が強いのかもしれない。
 今回、ギリシャ国民はどのような影響を受けるのだろうか。私は現在までに、欧州のみならず、最貧国を含めて30以上の国を訪れた。そのたびに、日本に生まれたことの幸福度について考えさせられている。

調布市長 長友貴樹

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