市長コラム「手をつなぐ樹」第257号 雨・雑感

2015年6月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

雨・雑感

 毎年、雨の季節がやってくると、耳に入る単調な雨だれの音を聞くうちに、自然と過去のさまざまな情景が思い起こされる。
 もう半世紀以上前になるが、私が小学生の頃は日本国中、道路の舗装率が極めて低かった。したがって水溜りも多く、ぬかるみに足を取られて転ぶ危険性も高かったので、長靴は雨天の必需品だった。今、それを常備している子どもはどの程度いるのだろう。
 雨に咲く花というと、もっとも印象に残っているのはやはり紫陽花(あじさい)だ。通学の道すがら、公園などに植えられた色とりどりの紫陽花が雨滴でキラキラと光るように見えるさまは本当に綺麗で、思わず足を止めて眺めたものだ。時がゆったりと流れていたように感じられるその頃は、季節の風情を感じ取るゆとりが、日常生活の中に今より大きく存在していたのかもしれない。
 しかし、雨の思い出はそのようなほのぼのとしたものだけではない。梅雨の時期ではないかもしれないが、篠突く雨とでもいうような豪雨に見舞われた夜は、子ども心に大きな恐怖感を覚えたものだ。ただ、風雨の轟音に怯えつつもいつしか自然に寝入ってしまうことができたのは、やはり家族といる安心感があったからだろう。親の庇護の有難みをしみじみ感じざるを得ない。

調布市長 長友貴樹

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