市長コラム「手をつなぐ樹」第274号 頑張って

2016年4月5日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

頑張って

 スプリング ハズ カムが、日本語の「春が来た」にあたる表現であることは中学校で習った。それでは、英語で夏秋冬に関しても同様の言い方をするのだろうか。
 もちろん、主語を変えるだけでそれは文章としては可能であろうが、やはり厳しい冬の寒さを耐え忍んだあとの待ち焦がれた春の訪れであるからこそ、ついにやってきたという思いが他の季節より強く、このような表現が春については多用されるのだろう。
 日本では、その時季、桜の舞い散る中でピッカピカの1年生である児童や園児を目にして誠に心和む思いがする。
 もう60年近く前になるが、私はバスで30分ほどかかる幼稚園に一人で通わせられることになった。子育て施設も少なかった頃、それぐらいのことは普通だったのだろうか。2、3日、親が付き添ったあと、さあ今日からは一人で行ってきなさいと送り出されたが、終着点で降車後に道が分からなくなった。人生において人前で大泣きしたのは、ひょっとするとあの時だけかもしれない。
 親切な人に目的地に連れて行ってもらい事なきを得たが、毎年、緊張気味の1年生に遠い昔のわが身をだぶらせて、「頑張って」と心の中でエールを送っている。

調布市長 長友貴樹 

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