市長コラム「手をつなぐ樹」第275号 白鳳仏が空を飛ぶ

2016年4月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

白鳳仏が空を飛ぶ

 深大寺釈迦如来倚像厨子(しゃかにょらいいぞうずし)及び関連仏具一式が、このほど調布市の指定有形文化財(工芸品)に指定された(註1)。
 と言っても、これが何のことか即座に理解される市民の方はそう多くはないだろう。まず、倚像とは、台座に腰かけている姿の仏像の総称だ。深大寺における釈迦如来の倚像、そうこれは我々がよく知る白鳳仏の正式名称なのだ。
 調布市のシンボルとも言える深大寺は、満功上人(まんくうしょうにん)が天平5(733)年に法相宗(ほっそうしゅう)の寺院として開創した(註2)。その開創当時の本尊と申し伝えられてきた釈迦如来倚像が白鳳時代の仏像として国宝に指定されたのは、大正2(1913)年のことだ。そして、その2年後に仏像を安置するための両開きの扉がついた仏具である厨子が制作され、昭和7(1932)年に本格的な漆塗りの厨子が納められた(註3)。その厨子を今回、文化財に指定できたことは、わが市にとって大変意義深い。
 そして、その指定を祝福するかのように、このたび朗報がもたらされた。それは、日本・イタリア国交150周年を記念して、本年イタリアで開催される「日本仏像展(仮称)」(註4)に仏像彫刻の傑作として白鳳仏が出展されることになったのだ。今夏欧州を訪れる方は現地でご覧になってはいかがでしょう。

調布市長 長友貴樹

(註1)「その他、入仏式次第書・奉献額も指定対象物」
(註2)「その後、貞観元(859)年に天台宗に改宗」
(註3)老舗料理店「八百善」の栗山善四郎氏らが寄進
(註4)ローマのスクデリア・デル・クイリナーレ美術館で7月29日から9月4日まで

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