市長コラム「手をつなぐ樹」第266号 国際的使命の議論を

2015年11月5日 登録

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国際的使命の議論を

 シリアの内戦に端を発した難民問題が深刻化している。振り返れば、20世紀半ば以降だけでも、グアテマラのバナナ事件、イラン・コントラ、パナマ・ノリエガ、さらにはイラク・フセイン問題など、大国の思惑により発展途上国の運命が翻弄された事案は余りにも多い。
 そのたびに、何の罪もない弱者が路頭に迷い、死の恐怖に直面することになるが、それに対して単なる同情の念を表するだけでは、今後も起こり得る同様の事態に何ら積極的な貢献を果たすことはできない。
 欧米各国は、微妙な温度差を有しながらも、シリア難民救済に主体的に関わろうとしているこれについて、中東地域において構成国間に強い確執を生む要因を20世紀に発生させたことに対する贖(しょく)罪意識が一部の国に存在することは事実であろうが、他方、彼らが人道的な配慮をグローバルな視点で持ち得ていることも否定できない。
 そして、今後は従来にも増して日本の対応が世界中で注目されることになるだろう。即時に多くの外国人を受け入れる態勢を整えることは困難にしても、今後の労働者不足といった経済的側面だけでなく、国際的使命をいかに果たすかについての議論に現時点で正面から取り組む必要があると言える。

調布市長 長友貴樹

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