(3月9日発表)深大寺白鳳仏が国宝(美術品・彫刻)に

2017年3月10日 登録

深大寺白鳳仏が国宝(美術品・彫刻)に

3月10日に国の文化審議会が文部科学大臣の諮問に対し、深大寺銅造釈迦如来倚像(白鳳時代)を国宝に指定することが答申されます。国の官報告示をもって正式指定となります。

銅造釈迦如来倚像の文化財的価値

国重要文化財から国宝となる深大寺(調布市深大寺元町5-15-1) の銅造釈迦如来倚像(通称白鳳仏)は、蛍光X線分析により、畿内で鋳造されたことが確実視され、99パーセントが銅であることから、7世紀でもかなりさかのぼりうる、きわめて価値の高い像であることが判明しました。
作風等から、法隆寺の国宝・夢違観音立像や3回の盗難により、今では右手首以外所在が確認できない新薬師寺の重文・銅造薬師如来立像(香薬師)と同じ工房で鋳造された可能性が指摘されています。

深大寺の創建

深大寺の開創は、奈良時代の天平5(733)年とされていますが、像が造られた白鳳時代は、さらに1世紀ほどさかのぼります。深大寺は、現在の天台宗に改宗する前は、奈良県興福寺と同じ法相宗の寺であったことから、畿内との密なつながりがあった可能性が考えられます。

銅造釈迦如来倚像の位置付け

銅像釈迦如来倚像は、大正3年に国宝指定されましたが、昭和25年8月29日の文化財保護法の施行に伴い、国宝がすべて重要文化財になったため同像も重要文化財となりました。
また、関東における国宝の仏像のうち、鎌倉高徳院の大仏(国宝銅造阿弥陀如来坐像)が造立当初と同位置に所在していますが、銅造釈迦如来倚像は、鎌倉大仏よりさらに500年以上前の西暦645年の乙巳の変(大化の改新)のころまでさかのぼりうるという点でも他に例がありません。古代の東国武蔵国に畿内からもたらされた経緯も含め、ロマンに満ち溢れた貴重な宝物です。

都内における国宝指定の仏像

大倉集古館所蔵の普賢菩薩騎象像のみ。

今後の予定

4月18日(火曜日)から5月7日(日曜日)に東京国立博物館で「平成29年新指定国宝・重要文化財」展で公開予定。5月ゴールデンウィーク以降に深大寺に戻る予定。

問い合わせ

宗教法人深大寺 電話 042-486-5511
郷土博物館 電話 042-481-7656 

このページに関するお問い合わせ

教育部 郷土博物館
電話番号:042-481-7656
ファクス番号:042-481-7655
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