市長コラム「手をつなぐ樹」第334号 ふるさとの雑煮

2019年2月5日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

ふるさとの雑煮

 調布市名誉市民の医師、山田禎一氏(註)が逝去された。享年93歳。山田先生の常に慈愛に満ちたお優しい笑顔が脳裏に浮かんでくる。
 10年以上前、先生が「今日検診に行くので一緒に来ませんか。何かの参考になるかもしれない」と言われたので、同行させて頂いたことがある。ある団地に着くと、すでに高齢者が20から30人ほど集まっておられた。先生は、すべての方と顔なじみのご様子で、一人ひとりに「しっかり食べなさいよ」とか「運動も大事だから」などと声を掛けながら、脈を診たり、血圧を測ったりしておられた。集まられた方々が、先生に会うだけで安堵の表情を浮かべておられたことを印象深く覚えている。先生は調布以外にも複数の医療施設を有し、日々多忙を極めておられることを存じ上げていたので、寸暇を割いてのそのような活動に甚(いた)く感銘を受けた。
 先生は富山県滑川市のご出身で、地元への貢献が高く評価され、同市からも名誉市民の称号を得ておられる。「田舎の雑煮には鰤(ぶり)を入れるんですよ」と目を細めて語られていたことなどを思い出す。遠く郷里を離れても、常に心の中では生まれ育った山河を慈しんでおられたのだろう。
 先生、どうか安らかにお眠り下さい。本当に有難うございました。

調布市長 長友貴樹

(註)3人目の調布市名誉市民として、平成24年11月30日に顕彰。

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