市長コラム「手をつなぐ樹」 第353号 遠ざかる山車に

2019年12月20日 登録

調布市長 長友貴樹の写真

遠ざかる山車に

 ラグビーW杯が終了して約1カ月半が経過したが、いまだ心の中では、味の素スタジアムおよび調布駅前近辺における熱狂の興奮が覚めやらぬ思いだ。閉幕直後には、「虚脱状態です」と仰っていた市民の方も少なくなかった。
 板画家(註)の故棟方志功氏が故郷青森のねぶた祭りについて生前、「祭りの終盤、大きな山車が徐々に遠ざかっていくときの余韻もまたねぶた祭りの魅力だ」と言われていたことを思い出す。マグマが噴出するような巨大なエネルギーの発散のあとに訪れる名状しがたい虚脱感、寂寥(せきりょう)感。
 そして今回、日常生活との落差が余りに甚だしかったと感じるとき、換言すればそれだけ大きな幸運に恵まれたのだなと改めて認識して自分を納得させる。
 味の素スタジアムで挙行された8試合における観客総数が38万人。東京で試合のなかった日を含めて調布駅前のファンゾーンに13万人。計50万人を超える国内外からの来訪者の目に調布のまちは果たしてどのように映ったのだろうか。今年の総括をしっかり行って来年に備えたい。
 「平和の祭典オリンピック」並びに「共生社会の素晴らしさを実感するパラリンピック」を有意義に迎えるためにも。

 来たる年が、皆様にとりまして実り多き1年となりますことを心からお祈り申し上げます。

調布市長 長友貴樹

(註)1942年以降、棟方氏は版画を「板画」と称した。

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