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掲載開始日:2020年2月14日更新日:2020年2月14日
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令和元年度全国学校給食週間の取組
全国学校給食週間
全国学校給食週間は、戦後、学校給食が再開されたことを記念して始まった取組です。学校給食への理解や関心を高めるため、毎年1月24日から30日の1週間、全国で様々な取組が実施されます。
市内小・中学校でも、毎年、各校が様々なテーマで給食を提供しています。中でも、給食の歴史を年代ごとに振り返る献立は、児童・生徒、教職員からも人気があります。今年度は、給食の歴史に注目した献立と、国際交流を深めた取組を紹介します。
明治22年の学校給食(多摩川小学校、1月24日実施)
学校給食の歴史は今から約130年前、明治22年に山形県の小学校で出されたおにぎりと塩鮭、漬物から始まったと言われています。多摩川小学校では、塩むすびを給食室で手作りし、当時の給食を再現しました。調理員総出で全校児童分の塩むすびをひとつひとつにぎり、さらに1枚ずつのりを巻いていきます。
教室では、普段と違う様子に「どうしておにぎりなの?」「昔の給食ってこんな感じだったんだ」と盛り上がり、興味を示す児童の様子が見られました。
1月24日(金曜日)の献立
- 塩むすび
- 焼き魚
- 炒めたくあん
- 豚汁
- ぽんかん
- 牛乳
昭和25年の学校給食(染地小学校、1月27日実施)
戦争によって一時中止された学校給食は、昭和22年、アジア救済団体(LARA)からの物資救援を受けて再開されました。昭和25年には、アメリカから小麦粉が寄贈され、パン、ミルク、おかずの完全給食が実施されるようになります。
この頃の給食で、高価だった肉の代わりによく使われていたのがくじらの肉です。染地小学校では、当時の定番メニュー「鯨の竜田揚げ」を提供しました。初めて食べる児童も挑戦しやすいよう、大きさを工夫しています。
1月27日(月曜日)の献立
- コッペパン
- 鯨の竜田揚げ
- キャベツの浅漬け
- 野菜スープ
- 牛乳
また、全国学校給食週間の最終日では、学校給食始まりの地にも注目。山形県の郷土料理である「いも煮」を給食に取り入れました。
1月30日(木曜日)の献立
- ごはん
- いも煮
- ホキの南蛮揚げ
- 牛乳
昭和44年頃の給食(若葉小学校、1月28日実施)
昭和40年代になると、学校給食用に「ソフト麺」が開発され、給食に使用されるようになりました。脱脂粉乳から牛乳に切り替わったのもこの頃です。
現在の給食にはあまり登場しなくなり、知らない人も多い「ソフト麺」。若葉小学校では、「ソフト麺ミートソース」として、当時の食べ方を再現しました。多くの児童が初めて味わう献立でしたが、麺を袋から開け、上手にミートソースと混ぜて食べる様子が見られました。
1月28日(火曜日)の献立
- ソフト麺ミートソース
- 揚げワンタンのパリパリサラダ
- パインゼリー
- 牛乳
世界の料理(八雲台小学校、1月30日実施)
全国学校給食週間の最終日、八雲台小学校では「世界ともだちプロジェクト」の一環として、ミクロネシア連邦の大使らを招き、国際交流を図りました。
給食では、大使の好物だという和食を中心にした献立を提供。伝統衣装を着た教職員が各クラスを訪れ、里芋を使ったミクロネシア連邦のデザート、「ファファ」を配りました。
また、この取組については「オリンピック・パラリンピック教育」のページでも紹介しています。下記関連リンクよりご覧いただけます。
1月30日(木曜日)の献立
- ごはん
- 肉じゃが旨煮
- 豚汁
- ファファ
- 牛乳