☆紙面上では市外局番042の表記を省略しています ☆市内全戸に配布しています☆ ちょうふの教育 No.81 9/20 令和2年(2020) 発行 調布市教育委員会 編集 教育部教育総務課 (刊行物番号 2020-74) 調布市ホームページ http://www.city.chofu.tokyo.jp/ 学校の新しい生活様式  市立小・中学校は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月から5月まで長期にわたり臨時休業としていましたが、6月から再開いたしました。この間、保護者の皆様方には多大なるご協力を頂きありがとうございました。再開に当たっては、学校が「3つの密(密閉、密集、密接)」となりやすい環境であることから、各小・中学校で様々な感染症対策に取り組んでいます。引き続き「調布市立学校における感染症予防ガイドライン(新型コロナウイルス感染症)※」を踏まえ、児童・生徒が安全に安心して学校生活を送れるよう、「3つの密」を避けるための「新しい生活様式」に対応した教育活動を進めて参ります。 ※ガイドラインは各小・中学校ホームページの「調布市教育委員会からのお知らせ」に掲載しています。 問合せ/指導室TEL481-7480 学務課TEL481-7475 オンライン学習の実施について  臨時休業中、各小・中学校は学校ホームページに学習課題を掲載するとともに、学校連絡日を設定するなど、家庭学習の充実を図りました。  さらに、教員が学習用の指導動画や補充学習用動画を作成し、動画配信によるオンライン学習の取組を進めるとともに、民間企業と連携し、学習支援ソフトを利用した取組も進めてきました。  学校再開後は、授業と家庭学習をこれまで以上に連動させていく必要があります。  そこで、学校では、授業や家庭学習において引き続き動画を活用するなど、新しい形の学習を進めています。調布市教育委員会においては、児童・生徒1人1台のタブレットを配布し、授業や家庭学習で活用できるようオンライン学習の環境整備に努めていきます。 オンライン授業に向けた教員の研修 オンラインによる「朝の会」や「保護者会」の実施  一部の学校では臨時休業中に試行的にオンラインによる朝の会を実施しました。  第三小学校では、臨時休業中の5月下旬にオンライン会議システムを活用した「オンライン朝の会」を全学級で実施しました。  朝の会には、8割近くの児童が参加し、参加できなかった児童には、担任が電話連絡をしてコミュニケーションを図りました。インターネット等の環境が整っていないご家庭もある中での取組でしたが、「現時点でできることをやる」という方針で取り組みました。  また、学校再開後の6月には、オンライン会議システムを活用した保護者会を実施するなど、新しい生活様式の中で、学校としてできることは何かを考え、工夫して実施しています。 オンラインによる保護者会 安全・安心な給食を提供するための工夫  分散登校期間中(6月1日~6月13日)を目途として、配膳が簡易な形での給食提供を行いました。その後通常の配膳を再開していますが、手洗いを徹底し、全員同じ方向を向いて食べるなどの工夫をしています。 分散登校期間中に実施した 配膳が簡易な形での給食提供 同じ方向を向いて給食を食べています ご家庭においても感染予防にご協力ください ○手洗いを頻繁に行いましょう  外出した際や咳やくしゃみをした後、顔(目、鼻、口等)を触る前は石鹸を使って手を洗ってください。 ○咳エチケットを心掛けましょう  咳やくしゃみをする際はマスクやティッシュ等で口と鼻を覆うよう心掛けてください。 ○3つの密を避けましょう  換気の悪い密閉空間、多くの人が集まる密集空間、間近で会話や発声をする密接場所を避けてください。 安全・安心な授業を行うための工夫  6月からの学校再開に伴い、各小・中学校では、新型コロナウイルス感染防止のための様々な工夫をしています。  ソーシャルディスタンスを確保するために、教室内の座席の間隔を開け、水飲み場では、クラスごとに使用場所を分けたり、トイレ前や教室で列を作る際に線で区切って間隔をあけるなど、密接を避ける工夫をしています。 クラスごとに水飲み場の使用場所を 分けています  図画工作の授業では、話し合い活動が行えるよう、机に透明の仕切りを作り、飛沫感染を防止する取組を行いました。  また、児童・生徒が使用した教具等にアルコール消毒をしたり、外国語活動や国語など発音指導が必要な場合は、マスクではなく、フェイスシールドを着用し、口の動きを見せたりする工夫も行っています。  引き続き、児童・生徒の健康・安全を第一に考えた教育活動を実施するとともに、児童・生徒自らが感染症防止について考え、行動できるように指導を継続していきます。 透明の仕切りを設置し 飛沫感染を防止しています