(9月15日発表)空き家対策新規事業

2020年9月17日 登録

空き家の未然抑制・相談推進を図ります

調布市は、増加傾向にある空き家問題の対策として、2つの新規事業を開始いたします。

LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」の運用を開始

目次

  1. 概要
  2. 本プロジェクトの「参加型構築」について
  3. 今後の主な予定

概要

調布市は、LINE株式会社(本社 東京都新宿区、代表取締役社長 出澤剛)、ソーシャルデータバンク株式会社(本社 東京都港区、代表取締役 伊藤俊輝)と連携し、調布市における空き家予備軍(将来空き家になる可能性が高いと想定される関係者)の関心喚起と住民意識の啓発を目的に、LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」(以下 スマイナビ)の運用を参加型構築プロジェクト(以下 本プロジェクト)としてスタートします。

10月初旬に「スマイナビ(パイロット版)」をリリース。10月11日(日曜日)に開催する調布市空き家エリアリノベーション事業「スタートアップ記念トークイベント(オンライン)」において、特別告知として「スマイナビ」の機能、使い方、今年度予定するイベントと共に、利便性を高めるアイデアの機能進化へのプロセスを紹介します。

「スマイナビ」は、多岐にわたる課題に対し、安全安心でより身近な相談窓口への玄関(ゲートウェイ)を目的にした「相談」メニューと、情報収集、事例紹介、地域コミュニティの交流、利活用提案等を目的にした「学び」メニューの2つを軸に構成しています。

この2つの機能は、年間を通じて進化していきます。子供から大人までの多世代参加型イベントの実施を通じ、身近で愛着のある情報ツールの協働構築を目指します。

LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」トップ画面イメージ
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空き家問題の背景

空き家問題は、全国的な社会問題として認知されるようになりました。首都圏においても、今後空き家問題は深刻化してくることが想定されています。近年の少子高齢化、単身高齢者の増加等に伴い、空き家の増加が社会問題化。調布市内にも約12,690戸(注)の空き家が存在しています。2028年度には20,000戸を超える予測もあります。
(注)総務省統計局 住宅・土地統計調査

全国的な空き家トレンドのグラフ画像調布市の空き家の推移のグラフ画像
(左)全国的な空き家トレンド(jpg)(88KB)
(右)調布市の空き家の推移(jpg)(101KB)
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今後、ますます大きな社会問題として認識される「空き家問題」について、「空き家の未然抑制」「相談推進体制の整備」を図ることは、全国自治体の喫緊の課題と捉えられます。

社会課題への取組

調布市は「空き家予防」の観点から新たなプラットフォームを構築し、将来迫りくる社会問題解決への提議を試みます。

新たなプラットフォームの構築は、持続可能な社会(SDGs)の考え方に立ち、地域コミュニティ、まちづくりの視点、新たな価値観の創出など、将来と現在の幸福が多世代で両立できるまちづくりの実現を目指すものです。

今回リリースする「スマイナビ」の機能進化は、イベント(ワークショップ、アイデアソン、ハッカソンなど)実施をはじめ、市内中高一貫校との連携事業、協働・参加型で作り上げるプロセスを通じ、将来における住まいの様々な課題解消を目指し、空き家に関する利活用の啓発、未然抑制を図ります。

なお、本事業は、令和2年度東京都「先駆的空き家対策東京モデル支援事業(チャレンジ型)」において「SNSを活用した空き家予備軍の可視化プロジェクト」として採択されました。

LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」の参加型構築プロジェクト スケジュール
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本プロジェクトの「参加型構築」について

目的

調布市は、LINE株式会社、ソーシャルデータバンク株式会社と連携し、「空き家の未然抑制」・「相談推進」を図る新たなプラットフォームの構築を目指します。

本プロジェクトでは、啓発事業等を通じた市民参加による機能改善を加えることで、利便性を高め、空き家問題への関心喚起を促すことを目的に実施します。

内容

LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」のプラットフォーム、技術的供与及び運営支援等の連携
コンテンツの開発、実装、オンライン相談会、啓発イベント等の実施
登録情報を活用した意向分析等の研究及び機能改善及び反映

実施期間

令和2年9月15日(火曜日)から令和3年3月31日(水曜日)まで

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今後の主な予定

令和2年度

イベント

  • 空き家エリアリノベーション「スタートアップ記念トークイベント」(10月)
  • オープンチャットを活用したオンライン対談等企画事業(10月)
  • アイデアソンイベント「空き家ッカソン」の開催(11月)
  • LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」のキャラクター「スマイ家の日常」のマンガ配信開始(12月)
  • 知識ゼロから親子で参加できる「ハッカソン」の開催(1月)

相談体制
(仮称)空き家ワンストップ相談窓口スタート(11月下旬)(注)市内専門家等連携

他事業連携

  • 空き家エリアリノベーション事業(各実施イベント)
  • まちの「つながり」プロジェクト(各実施イベント)
  • 対話型SDGsイベント(市内NPO法人との連携)

教育機関連携

  • 私立大学2校の事業協力
  • 市内私立中高一貫校とのSDGs取組連携

その他

  • LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」の普及啓発、活用推進及び機能更新に向けたアンケート調査・研究
  • LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」の機能更新及び開発・利便性向上

令和3年度以降

  • LINE公式アカウント「調布市スマイのミライ教えてナビ!」の本格導入
  • 多方面に向けた意見や参画の呼びかけ
  • 他市区町村地区への同モデルの展開、事業の広域化

報道発表

令和2年8月31日東京都「住宅政策本部」発表
「令和2年度先駆的空き家対策東京モデル推進支援事業」の採択事業を決定

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調布市「空き家エリアリノベーション事業」を開始

目次

  1. 概要
  2. 「調布市空き家エリアリノベーション事業」について
  3. 今後の主な予定

概要

調布市は、令和2年10月から、市内2地域で、3ヶ年を想定した「調布市空き家エリアリノベーション事業」をスタートします。

富士見町エリアでは、「まちの「つながり」プロジェクト」として、利活用を推進する地域拠点とコミュニティ推進をテーマに、調布駅から深大寺周辺エリアでは「まちの価値創造プロジェクト」として、地域拠点を中心にした「価値創造」をテーマに展開する事業です。

平成30年度から活動を開始してきた富士見町エリアの「空き家利活用提案プロジェクト」と、深大寺周辺エリア「空き家活かし方会議・学舎」事業が、それぞれの地域と事業の特徴を活かし、調布市「空き家エリアリノベーション事業」として新たに展開します。

令和2年度東京都「エリアリノベーション推進支援事業」として採択されたこの2つの事業は、地域のみなさんとの連携、協力を得ながら、まちの価値創造、地域コミュニティの推進を目指す「まちづくりプロデューサー」と地域住民参加型で考案する事業です。地域住民の視点とまちづくりの立場から考案するプロデューサーと、学術的・実践的なアプローチのプロデューサー4人の連携による試行錯誤で、様々な可能性と提案を3ヶ年にわたり実施します。スタートにあたり、本事業の構想とスケジュール発表を兼ねたスタートアップ記念トークイベントと基調講演を企画しています。

当日は特別告知として、本事業でも様々な場面で活用を予定するLINE公式アカウント調布市「スマイのミライ教えてナビ!」の活用プレゼンテーションも行います。

背景

人口減少社会の警鐘の一つとされる空き家問題。調布市においても着実な増加が調査結果から明白となり、また、人口動態及び将来予測では、益々の増加傾向が想定されています。

増加抑制は出来ても、少子高齢社会では止められない空き家発生の現実。そのような空き家の前向きな利活用検討は、良質な状態で住まいをつなぎ、空き家を新たな価値「資源」として、魅力溢れる新しいまち並みの要素として捉えています。

近年の少子高齢化、単身高齢者の増加等に伴い、調布市内にも約12,690戸((注))の空き家が存在しています。2028年度には20,000戸を超える予測もあります。

今後、大きな社会問題として認識される「空き家問題」について、「空き家の未然抑制」「相談推進体制の整備」を図ることは、全国自治体の喫緊の課題と捉えられます。

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「調布市空き家エリアリノベーション事業」について

目的

調布市は、空き家等対策にも掲げる「予防」の観点から、「良質な資源を救う(予防)」という観点で管理不全の空き家発生を抑制に取り組みます。地域や市内関係団体と調布市における役割と活用を模索・想定しながら、まちづくりプロデューサーと連携し、空き家を「地域で共有する課題」にすることの定着を目指します。

内容

  1. 「まちづくりプロデューサー」とのエリアビジョン作成と事業推進の連携
  2. 2つのエリアと事業概要

富士見町エリア(まちの「つながり」プロジェクト)
大学・地域住民・社会福祉協議会などと連携し、住民がその地域に愛着を持って長く住み続けるための空き家・空きスペースの利活用に関する啓発活動を通じ、ソーシャル・インクルージョン(社会の構成員として包み支えあう)による有効な拠点づくり、利活用手法の提案を目的としたプロジェクトです。

  • まちづくりプロデューサー 2名
    髙橋大輔氏(共立女子大学教授)、菅原大輔氏(SUGAWARADAISUKE建築事務所代表取締役)
    (注)調布市空き家等対策における啓発事業等で連携する住民の方と大学に協力頂いてます。

窓と風景ワークショップの写真(2019.11)空き家×カフェスタンプラリーの写真(2019.11)

調布駅から深大寺周辺エリア(空き家エリアリノベーション事業)
「まちの価値創造」と「コミュニティ連携」をテーマに、地域拠点として想定する「深大にぎわいの里」を起点に、地域住民をはじめ、多くの方が参加できる仕組みと担い手育成による価値創造プロジェクトです。

  • まちづくりプロデューサー 2名
    ホルヘ・アルマザン氏(慶應義塾大学准教授)、薩川良弥氏(空き家をスナックする会主宰)
    (注)調布市空き家等対策における啓発事業等で連携する住民の方と大学に協力頂いてます。
    (注)富士見町エリアでの実施事業は、令和2年度第3回調布市議会定例会における補正予算の議決を前提にしています。

2019年調査の写真(2019.12)空き家活かし方会議の写真(2020.2)

実施期間

令和2年10月初旬から令和5年3月31日まで

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今後の取り組み方針

令和2年度

エリアビジョンの作成
まちづくりプロデューサーとエリアビジョンの作成を地域のみなさんと意見交換を重ね、トークイベント開催と交えながら考案していきます。

調査・研究
地域の方へのアンケート、地域特性等の調査を通じたエリア環境の把握

イベント
空き家エリアリノベーション「スタートアップ記念トークイベント」

  • 日時 令和2年10月11日(日曜日)午後1時30分から午後3時30分
  • 収録場所 調布市文化会館たづくり8階(映像シアター)(注)オンライン開催
  • 概要
    調布市あいさつ・まちづくりプロデューサー任命式
    基調講演「まちづくり推進の先進事例」
    まちづくりプロデューサートーク対談からエリアビジョンについてから
    LINE公式アカウント調布市「スマイのミライ教えてナビ!」の紹介
  • 出演
    まちづくりプロデューサー 4人
    基調講演 國廣純子氏(青梅市 あきる野市タウンマネージャー)
    LINEアカウント紹介2名 空き家施策担当、LINE公共政策室担当者

トークイベント、ワークショップ等の啓発事業を開催

令和3年度以降

  • 意見交換会の開催と空き家を活かした拠点づくりの検討
  • ワークショップ等の啓発事業の実施
  • 他市町村地区への同モデルの展開、事業の広域化

報道発表

令和2年8月31日東京都「住宅政策本部」発表
「令和2年度エリアリノベーション推進支援事業」の採択事業を決定

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このページに関するお問い合わせ

都市整備部 住宅課 空き家施策担当
電話番号:042-481-7817
ファクス番号:042-481-6800
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