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ページ番号:3813

掲載開始日:2022年9月5日更新日:2022年9月5日

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(8月31日発表)令和4年第3回定例記者会見

(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。

令和4年第3回調布市議会定例会に伴う定例記者会見

市長あいさつ

報道機関の皆様におかれましては、ご多忙の折、調布市の定例記者会見にご出席くださいまして、誠にありがとうございます。
また、日頃から精力的にわが調布市に関する情報を数多く取り上げていただき、感謝申しあげます。本日は、令和4年第3回調布市議会定例会における議案などを中心に、各種情報を提供させていただきますので、宜しくお願いします。

さて、約2ヶ月前、6月26日に執行された調布市長選挙におきまして、6期目の任期を与えていただくこととなりました。新たに気持ちを引き締め、引き続き緊張感を持ち、その任に当たって参りたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

今回の選挙戦のなかで、私は何点か主張して参りました。効果的な新型コロナ感染拡大防止対策の継続、街づくりの着実な推進、デジタル化による市民の利便性向上、ゼロカーボンシティに向けた取組、そして何よりも市民の安全・安心の確保と市民生活支援であります。

なかでも、新型コロナウイルス感染症の感染拡大については、全国的なオミクロン株の流行に伴い、都内でも日々2万人を超える方が感染するという、少し沈静化の兆しが見えているものの先の見えない大変厳しい状況が続いています。
一刻も早くこの状況を終息させるために、調布市では引き続き、対象となっている方への4回目のワクチン接種、また12歳以上の方への3回目までの接種、さらには5歳以上の方への小児接種を積極的に進めているところです。

今後は、オミクロン株に対応したワクチン接種の秋以降の開始に向け、国や東京都、調布市医師会など関係する皆さまと更に密な連携を図りながら、迅速かつ適切に準備を進めて参ります。
また、今任期中には、調布駅前広場等の整備が集大成を迎えます。平成15年3月に京王線の連続立体交差事業の認可が最終的に国によって決定され、平成24年8月には、国領・布田・調布駅が地下化となり、今月で10年となりました。当時と比べ調布のまちの魅力は、飛躍的に向上したと感じています。この先数年で、調布のまちの骨格づくりは節目を迎えることとなりますが、調布駅前広場や鉄道敷地跡地の整備を含めたまちづくりを着実に推進して参ります。

さて、令和4年第3回調布市議会定例会は、8月29日に告示し、9月5日月曜日に開会する予定です。
今定例会では令和3年度決算をはじめ、一般会計補正予算案や条例の一部改正など29件の案件を議会に提案、報告いたします。
議案として新たに、高校生等以下を対象とした医療費助成を実施する条例の改正や地方公務員法等の改正に伴う職員の定年年齢の引き上げに関する条例の一部改正などを提出します。

今申し上げました医療費助成につきましては、これまで義務教育就学児において非課税世帯を除き通院1回につき200円の負担としていましたが、今回これを撤廃するとともに中学生以下の所得制限をなくし、高校生等まで完全無償化するというのが議案の内容でございます。本定例会に議案を提案した後、来年の第1回定例会に予算案を提案し、令和5年4月からの実施を予定しています。
これに関しては、ここ半年以内ぐらいで様々な議論が矢継ぎ早になされ、対応についてわが市も非常に長い期間、議論をしてどのように対応するか考えてきました。試算ではありますが、無償化を拡大するとわが市でも数年ベースで約1.5億円、そして、3年間の都の負担分が令和8年度から無くなると、約4000万円近く上乗せして負担をしなくてはならないため、私どもとしても相当の議論をしたということです。いつから取り組まなければいけないのか、というのが大きなテーマでありましたが一気に完全無償化ということを定め、来月議会に提案させていただきました。

このほかの一般会計補正予算案としては、新型コロナウイルスに関連するさまざまな取組を実施します。主には、昨今の物価高騰に伴う市民生活支援、事業者支援の調布市独自の取組として、非課税世帯への給付金の支給や、市内事業者が事業に要する電気・ガス料金や燃料費の一部補助のほか、ゼロカーボン実現に向け、事業所の省エネにもつながるLED照明設置に係る補助などを実施します。また、子ども・子育て支援の取組として、高校生等以下の無償化に向けたシステム改修費や社会的に問題となっているヤングケアラーの実態把握のための調査費を計上しています。

ほかにも異なる世代、異なるコミュニティの市民交流のきっかけづくりとして、既存のコミュニティ施設へのeスポーツの実施環境の整備や、調布市商工会などのご協力を得て、調布市ならではの貴重な体験や、市内事業者の魅力ある商品を活用した、ふるさと納税の返礼開始に伴う経費などを計上しています。
補正予算及び議案の具体的な内容については、この後、担当から説明させていただきます。

なお、新型コロナワクチンについて大きく2つの事柄で懸念があります。
1つ目は、接種間隔や優先順位が現時点で詳細が示されていないため、具体的な検討ができないということです。また、当初10月中旬と聞いていましたが、昨日来9月からという話にもなっており準備に苦慮しています。仮に、接種の優先順位もなく全ての方が接種間隔5ヶ月で次の接種が可能とすれば、接種開始時には接種希望者が集中することが当然想定されます。接種希望者が集中すると、予約システムやコールセンターが逼迫するというのは、様々な自治体において混乱が生じたということを想起頂ければご理解いただけると思います。接種場所、医療従事者の確保、集団接種と個別接種などの接種体制の確保には自治体でも準備に限界があります。準備期間が十分に確保されず、矢継ぎ早で直前に9月から実施するというのは十分な情報がもたらされなければ市としても対応ができません。
例えば、10万人の接種対象者に1週間に1万人の接種を行った場合でも約2カ月半かかるため、接種開始時期を10月から9月に前倒しても12月ぐらいにはなってしまいます。また、接種券の送付時期を接種対象者に応じてずらして発送した場合、接種券が無い希望者が発生し国や都での接種会場で接種できない事象が発生します。
2つ目は、ワクチン供給量です。国も苦慮していると思いますが、先々までの予定が分からず市民への周知ができないことが予想されます。ワクチン供給量が示されない中では、具体的な接種体制の構築は困難です。ワクチン供給量が示されないとすると、市民への適切な周知を含め、接種券の送付、接種会場の運営などの具体的な検討ができません。調布駅前広場診療所は駅前広場整備もあり、いつまでも設けておくわけにいかなくなりました。では、今度はどこに、どれぐらいのキャパシティの会場を用意するかも考えなくてはなりません。仮に、ワクチン供給量が昨年の1回目同様に段階的にしか届かない、また、供給量が自治体ごとに異なる場合、接種可能な自治体と接種できない自治体に分かれるため混乱を招くことは必定ということになります。
円滑に接種体制を構築し遅滞なく接種を行うため、総括的には、3つのことを早く教えていただきたいと考えております。
1つ目は、接種優先順位を自治体に任せるというわけにはいかないということです。未接種の60歳以上の扱いなど細かい疑問が生じてきますので基礎自治体に任せるというわけにはいかないと思います。2つ目は、接種体制を構築するためワクチン供給量を早急に示していただきたいということです。3つ目は、接種間隔を明確に示していただきたいということです。

最後になりますが、お集りいただきました報道各機関の皆様におかれましては、本日の記者会見でお知らせする調布市の取組について、ぜひとも取り上げていただきたく、ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年第3回調布市議会定例会提出議案概要

  • 専決処分の報告 1件
  • 健全化判断比率等 1件
  • 令和3年度一般会計歳入歳出決算の認定 1件
  • 令和3年度特別会計歳入歳出決算の認定 4件
  • 下水道事業会計決算の認定 1件
  • 令和4年度一般会計補正予算 1件
  • 令和4年度特別会計等補正予算 4件
  • 条例の一部改正 13件
  • 市道路線の廃止 1件
  • 契約案件 1件
  • 権利の放棄 1件

配布資料

このページに関するお問い合わせ

調布市行政経営部広報課 

電話番号:042-481-7301・7302

ファックス番号:042-489-6411

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